タイメックスの大人気シリーズ「Q TIMEX」の機械式モデル「M79」に新色が登場

タイメックスは、1979年に発売されたクォーツモデルを復刻した「Q TIMEX」の機械式モデル「M79」の新色を発表した。2019年の登場以来、多くの注目を集める人気シリーズに今回加わったモデルは、ブラック/レッドのツートンカラーをベゼルに採用。注目の発売日は21年6月4日だ。

Q  TIMEX

注目はクォーツから機械式へ

 長い歴史を持つアメリカの時計ブランドであるタイメックス。2021年の新作として発表したのは「Q TIMEX」の機械式モデル「M79」の新色だ。

 2019年の発売以来大きく話題となり、アメリカ本国・日本ともに即完売し、プレミア価格がついてしまうほどに人気となった「Q TIMEX」シリーズ。1979年に誕生したモデルを忠実に復刻したコレクションで、オリジナルモデルは機械式ムーブメントからクォーツムーブメントへ本格的に移行するタイミングで登場。アルマイト加工の回転ベゼルがアクセントとなり、現代においても通用するデザイン性や機能性の高さを持っていた。

 そのオリジナルが持つデザインを継承し、機械式ムーブメントを搭載して生まれ変わった「M79」は、2020年にブラックとブルーのツートンカラーをベゼルに採用して日本上陸を果たし、人気を博した。トランスパレントのケースバックから鑑賞できるムーブメントの動きは、愛好家の心を掴んだ。

Q  TIMEX

タイメックス「Q TIMEX(キュー タイメックス)」
自動巻き(Cal.8205)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径40mm、厚さ14.5mm)。50m防水。3万6300円(税込み)。2021年6月4日発売開始予定。

 今回登場した新色では、回転ベゼルにブラックとレッドのツートンカラーを採用。ブラックのダイアルと、センター秒針のレッドと相まって、カラーリングの統一感を生んでいる。ケースはオリジナル同様の「Q TIMEX」から2mm拡大した直径40mmとなり、厚さは14.5mmと標準的。ドーム型のアクリル風防は本作でも継承されており、機能面では時・分・秒針のほかにデイ・デイト表示を備えているため、実用性も十分だろう。

Q  TIMEX

搭載するムーブメントは、約40時間のパワーリザーブを持つミヨタ製の自動巻きキャリバー8205。多くの腕時計に採用されている汎用品で、信頼性の高さが魅力である。

 地球環境に悪影響を及ぼすバッテリーを使用せず、ゼンマイの力で動作する機械式時計を製造することは、サスティナビリティ(持続可能性)につながると主張するタイメックス。クォーツウォッチであるオリジナルモデルが誕生して40年以上が経過した現在、機械式時計に再び注目が集まっているのだ。

Q  TIMEX

 本作の発売日は2021年6月4日だが、5月28日よりタイメックスの公式オンラインストアにて予約を行っている。販売開始から約30分で完売した過去を持つ大人気シリーズの新作も、争奪戦になることが予想される。